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磁場と血流 [水と空気を整える]

ミリテスラ(mT)レベルの静磁場が生体に及ぼす影響は、随分前からいろいろと研究されているようです。例えば、磁場印加によって血流が良くなると言った観察報告は多くみられます。血流改善が及ぼす結果である、高血圧・炎症・傷・骨折・痛みなどの疾患に対する、人への治療効果が確認された観察も少なからず報告されています。

先ずは動物による[磁場の血流への影響]を覗いてみます。下の2つのグラフは、共に血流改善の観察例からクリッピングしたものです。いずれも少し前のドキュメントです。
上段は、マウスの皮膚から5mm程度の位置に磁石を近づけた場合と磁石を取り除いた場合の血流量の変化を観察しています。
下段は、ハムスター頬嚢の下方より磁石を往復振盪(しんとう)させたときの血流量(平均。±SD)を、磁束密度の異なる磁石の場合で観察しています。
マウス血流.jpg
ハムスター血流.jpg

具体的な観察内容を下記に示します。
記述はできるだけ原典の表現を尊重していますが、抜粋紹介のため、図を含めて表現や用語を変更・省略・整理していますのでご了承ください。必要な場合は原典をご参照ください。


マウス.jpg
◇ マウスでの観察


800ガウスの静磁場を皮膚に近づけると,皮膚の局所血流量は2倍前後に増加した.毛細血管の領域では磁石の極性方向に関係なく、磁石を近づけると血流量は増加した。

A.材料
  • 実験動物
    マウス(雄5週齢)及びラット(雌250gBW)を使用した.
  • 血流測定装置
    レーザードップラー血流計(laser doppler flowmcter:LDFと略す)はTBF-LC1型(ユニークメディカル社)を使用した.
  • 永久磁石
    表面から5mmの位置で800 Gauss(Gaussは磁束密度の単位)を示すU字型永久磁石を使用した.
B.観察方法
  1. マウス又はラットはアクリル製の固定具にテープ及び手術用縫合糸によってうつ伏せに固定した.
  2. 固定した実験動物の背中の毛を一部分ハサミと脱毛クリームによって除去し,脱毛部にレーザードプラー血流計(TBF-LC1型,ユニークメディカル社製)センサー(直径0.5mm)の先端を軽く測定部位に接触させた.
  3. 血流測定は皮膚表面に太い血管が確認できる場所と毛細血管が分布する場所について行った.
  4. 血流計からの信号はペンレコーダーに出力した.
  5. 動物にはペントパルビタール麻酔薬を50mg/kg腹空内投与した.
  6. ペンレコーダー出力が安定した時点で表面から5mmの位置で800ガウスを示すU型永久磁石を脱毛部位に可能な限り近づけて,静磁場による血流変化をペンレコーダーに記録した.
  7. 数分間,静磁場の影響を測定した後,静かに磁石を取り除き,血流が元の状態に復帰するかを測定した.
  8. 次に磁石の極性(S極,N極)方向(0-180度)を変化させて,血流の変化を測定した.
C.観察結果・・・前掲グラフ参照(上段)
  磁場印加
血流が安定した時点で,400-800ガウスの静磁場を近づけると,正常値血流(6-15ml/min)は2倍~2.5倍(12~17ml/min)に上昇した.
  磁場の極性
更に磁石の極性方向を変化(0-180度)変化させても磁場強度が一定なら血流も同様な増加を示し,磁場方向に血流増加は依存せず,磁場強度に依存する事が観測された.
  皮膚面圧迫
測定皮膚面にプラスツチックの細い角材を軽く押し当てて,皮膚面の血流低下が発生した時点で磁石を近づけると,皮膚面圧迫の度合いに応じて血流の増加が観測された.
  麻酔の有無
麻酔下及び無麻酔下でも同様な血流増加が観測された.
  磁場方向
皮膚表面に観測される太い血管に対しては血管走行に垂直こ磁場極性がある時に大きな血流増加が観測された.
D.原情報・出典
   静磁場による組織血流の上昇
    長谷川武夫・具然和・鈴木郁功 他
    鈴鹿医療科学技術大学 他
    大学紀要 1998年(第5号)


ハムスター.jpg
◇ ハムスターでの観察


変動磁場の作用が末梢の血流動態にどのような変化をもたらすかを,永久磁石をつかってハムスタ-頬嚢で実験したところ,明らかな血流動態の変化を測定することができた.

A.材料
  • 実験動物
    12匹のゴールデンハムスター(4週齢)を使用した.
  • 血流測定装置
    レーザードップラー血流計(laser doppler flowmcter:LDFと略す)はPERIFLUX(R)(PERIMEDKB社)を使用した.
  • 永久磁石
    800 Gauss,2700 Gauss(Gaussは磁束密度の単位)の磁石の入った歯ブラシ(栃木精工株式会社)を使用した.
    この歯ブラシには希土類コパルト磁石系のサマリウム・コバルト磁石が直線に4個並んだものであるが,本実験では実験野がせまいため直径1cmの円形内に磁石が4個並ぶように改良し供した.
    対照として50Gaussの磁石を使用したがサマリウム・コバルト金属それ自身がすでに50 Gaussの磁気をおびることから,これを対照磁石とした.
  • 磁石往復振盪器
    ハムスター頬嚢の下方より磁石が1秒間に1回,左右に1.5cmの幅で往復できる器械である.
B.観察方法
  1. 実験は対照(50 Gauss),800 Gauss,2700 Gaussの3種類の磁石をハムスター頬嚢の下方より往復振盪させたときの血流量をLDFで経時的に測定した.
  2. 4匹のハムスターに25mg/kgのpentobarbital sodiumで麻酔後,頬嚢を露出し固定させ,往復振盪器の磁石を頬嚢の下方より作動させた.
  3. 頬嚢と磁石の先端との間隔は0.5mmになるよう調整し,室温は一定に保った.
  4. LDFのプローブは頬嚢の上方より直角になるように固定し,プローブ先端は頬嚢に軽く接触させる程度とした.
  5. 測定部位は頬嚢中央部の10か所を無作為に測定し値はその平均値とした.
C.観察結果・・・前掲グラフ参照(下段)

  対照(50 Gauss)磁石
   0.02±0.01 voltの血流量の増加があった.
  800Gauss磁石
   0.10±0.03 voltの血流量の増加があり,対照に比べて4倍の増加があった(P<0.01).
  2700Gauss磁石
   0.36±0.05 voltの血流量の増加があり,対照に比べて17倍の増加があった(P<0.001).
これらの血流量は,磁石を作用させるとただちに増加し,時間に関係なく血流量を保つことがわかった.
さらに,磁石の作用をやめるとただちに血流量が元の値にまで減少することも確認した.

D.原情報・出典
   変動磁場作用による末梢血流量の増加について
    坂元晴彦・朝倉昭人
    獨協医科大学
    日本口腔外科学雑誌 Vol.33 No.3


[目]

今回は磁場の生体への影響について観察したドキュメントからのクリッピングです。
磁場の生体への影響は未解明な部分が多く、未だ精力的に研究されている分野です。最近は脳梗塞やうつに対する磁気治療が盛んに実施されるようになってきたそうです。穏やかな磁場エネルギーがいろいろな分野で利用されていくとよいですね。
下記URLはうつ病治療の最近の動向を解説した動画です。少し不鮮明です。
   うつ病治療 診断と治療の動向 2012年
    http://www.dailymotion.com/video/xp2k4s_yyyyy-yyyyyyyy-2012y_tech
リンク確認2012年12月20日     
NHKスペシャルの動画のようですが、こういった類は積極的にNHK自身で無償公開すれば良いのでしょうに。


[いす]
〇 磁場エネルギーの過去ポスト一覧は[GPAカテゴリ][磁場エネルギー]を表示しご参照ください。
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〇 ハムスター、ラットの写真は下記のURLから転載引用して使わせていただきました。
    ウィキメディア・コモンズ
    財団法人 動物繁殖研究所

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