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乳がんとイソフラボン [クリッピング]

前立腺がんのリスク低減に関するポスト[前立腺がんとイソフラボン][前立腺がんとお茶]が続きました。

考える女性.jpg後回しにしてお叱りを受ける前に、[前立腺がん]同様に増加しているという、女性に多いがん[乳がん]のリスク低減についてWebドキュメントを拾ってみます。以下の文・図表共にレイアウト等の都合で編集してある場合があります。詳細と正確さを求める場合はそれぞれ情報源・出典をお訪ねください。

前述[前立腺がんとイソフラボン]では、[限局前立腺がん]のリスク低減に期待できそうだとされていた、[大豆・イソフラボン]と[乳がん]のリスク低減に関するドキュメントからです。表題の通り「大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について」と題されたWebドキュメントが情報源です。

◇ 調査概要
  • アンケート調査にて生活習慣について回答してもらった、40〜59歳の女性約2万人を、10 年間追跡した調査結果にもとづいている。
  • 追跡期間中、179人が乳がんと診断された。
  • 味噌汁を、[1日1杯未満飲む人を基準(1)]として、[1日1杯][2杯]および[3杯以上]飲むグループで、乳がんの発症リスクが何倍になるかを調べた。
  • 大豆・豆腐・油揚・納豆の食品を、[ほとんど食べない人を基準(1)]として、[週に3~4回][ほとんど毎日]食べるグループで、乳がんの発症リスクが何倍になるかを調べた。
  • みそ汁、大豆・豆腐・油揚・納豆の食品の項目から大豆イソフラボンの摂取量を計算し、[摂取量最小群を基準(1)]として、[2番目に少ない群][3番目に少ない群]および[摂取量最大群]の摂取グループで、乳がんの発症リスクが何倍になるかを調べた。

◇ 分析結果
  • 1日3杯以上みそ汁を飲む群で乳がんの発生率が0.6倍、つまり40%減少している。
  • 大豆・豆腐・油揚・納豆では、はっきりとした関連が見られなかったが、「みそ汁」ではたくさん飲めば飲むほど乳がんになりにくい傾向が見られた。
  • イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかった。
  • 閉経後の人達に限ると、イソフラボンをたくさん食べれば食べるほど、乳がんなりにくい傾向がより顕著に見られた。
  • それぞれの乳がん発症リスクは以下のグラフの通りであった。

   味噌汁
味噌汁BCリスク.jpg

   大豆・豆腐・油揚・納豆
大豆食品BCリスク.jpg

   大豆イソフラボン摂取量
イソフラボンBCリスク.jpg

◇ 考察
  • 大豆・豆腐・油揚・納豆との間では関連がはっきり見られなかったが、これからみそ汁だけが乳がん発生率と関連があると考えるのは早急である。
  • イソフラボンは植物性ホルモンといわれる物質で、化学構造が女性ホルモンに似ている。
  • 女性ホルモンは乳がんの発生を促進することが知られているが、イソフラボンは女性ホルモンを邪魔することによって乳がんを予防する効果があるのではないかと考えら、実際、動物実験などではその予防効果が示されている。
  • 乳がん予防効果がイソフラボンを介したものだとすると、みそ汁だけでなく、イソフラボンを含む大豆製品一般に、その予防効果があると考えるのが自然だ。

情報源・出典
  大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について
   国立がん研究センター 予防研究グループ
    http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/258.html 
    http://jnci.oxfordjournals.org/content/95/12/906.long


◇ 乳酸菌とイソフラボン

イソフラボンと乳がんの発症リスクに関しては、今回のドキュメント以外にも、昨年発表された「乳酸菌摂取と乳がんの関連を検討するケース・コントロール研究」でも、乳酸菌と大豆イソフラボンの摂取が乳がん発症を抑制することが次のように示唆されています。調査は、「40~55 歳の女性の初期乳がん患者(術後1 年以内)306 名、コントロール群として非罹患者662 名(ケース群1 名に対して年齢および居住地域が似通った人2 名)を選定し、面接調査を実施した。」とあります。
  • 乳酸菌の摂取頻度を週4 回以上と週4 回未満で比較した結果、週4 回未満の乳がん発症リスクを1とすると、週4回以上のオッズ比は、0.65(p<0.05)で、乳酸菌の摂取頻度が高いほど、乳がん発症のリスクが低減することが示された。
  • 大豆イソフラボンの1日あたりの摂取量を4 群に分けて比較した結果、大豆イソフラボンの摂取量が多くなるに従って乳がん発症率は、有意に低下した(p<0.01)。また[摂取最小群]を1とした時の摂取量順に各群のオッズ比はそれぞれ、0.76、0.53、0.48 となり、大豆イソフラボンの摂取量が多いほど乳がん発症を低減することが示された。
  • 乳酸菌の摂取頻度4 回未満/週かつ大豆イソフラボン[摂取最小群]の発症リスクを1とした時、乳酸菌の摂取頻度4 回以上/週かつ大豆イソフラボン[摂取最大群]のオッズ比は、0.36 となり、乳酸菌と大豆イソフラボンの摂取による相加的な効果が示された。
       乳酸菌と大豆イソフラボンの摂取が乳がん発症リスクを低減
       http://www.csp.or.jp/PressReleaseFiles/20130716.pdf
イソフラボンBCリスク_2.jpg
乳酸菌BCリスク.jpg

◇ 長鎖n-3脂肪酸(EPA DHA)

また乳がんのは発症リスクの低減では、がん予防全般で注目されている長鎖n-3脂肪酸に関する調査報告もあります。
  • EPA、DHAなど、魚に多い長鎖n-3脂肪酸の摂取量を4群に分けて比較した結果、もっとも多くとるグループ(上位1/4)の乳がん発症リスクは、とる量がもっとも少ないグループ(下位1/4)の半分に低下した。
       脂肪・脂肪酸摂取と乳がんのリスク ― 日本における追跡調査から
       http://publichealth.med.hokudai.ac.jp/jacc/reports/wakai5/index.html
* 文中リンク確認はいずれも2017年4月    
[目]

納豆、魚、日本茶とやはり日本食ですかね。乳酸菌はヨーグルトはもちろんですが、大豆発酵食品(味噌・醤油)や漬物、日本酒、なども植物性乳酸菌の宝庫だと言います。となるとやはり、日本食で一杯ということになりそうです。我が家の食生活は実に健全?なようです。


[いす]
〇 イラストは下記URLよりフリーイラストを使わせていただきました。
     http://www.emin.jp/


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