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健康ポジション [健康診断データ]

構想1_S.jpgもはや旧聞になりますが、2014年4月にドック学会が新たな[健診値の基準範囲]を発表しました。血圧値を始めいろいろと物議を醸しましたので、ご記憶の方も多いことと思います。また、最近では、米国で行われた大規模臨床試験SPRINTの結果で、心血管疾患合併患者や後期高齢者でも「血圧値はより低い方が好ましい」という発表があったりと、私たち素人は右往左往するばかりです。

ドック学会の新たな[基準範囲]は、ドックを受けた150万人の中から、重大な既往歴がなく薬物治療や喫煙をしていない健康な成人約1万人を抽出してデータを分析したものだそうです。データとしてはそれなりに信頼できるものだと思いますが、「疾患予防を目指す基準値を定めるという姿勢がとり入れられていない」「スーパーノーマルの人はこの検査値の範囲である事を意味するものであり、専門学会がガイドラインで示している疾患判別値とは異なる。」「基準範囲は日本国民の健康に悪影響を及ぼしかねない危険なもの」・・・・等々、いろいろと賑やかでした。

◇ 健康の指標としての健診値
難しい議論は専門家にお任せするとして、私たちは健診値が自身の[健康の指標]として利用できればよいわけです。その[指標]の一つに[他人との比較]があります。「同じ世代の人と比べて、自分の健診値はどうなのだろう。年齢相応の健診値だろうか」ということです。この[年齢相応]の考え方については以前にポストしましたが、その中で[健康ポジション][健康基準範囲]について触れました。健診値の[標準化(相対)値]が[85~115sv]の範囲にポジションされれば、その健診項目から見た[健康ポジション]は[年齢相応]で[健康基準範囲]にあるとし、[80sv]以下や[120sv]以上であれば、生活習慣の改善を心がけるべきだとしました。

[他人との比較]などというと、ずいぶんといい加減な指標のように思われますが、検査基準値の考え方そのものが、「病気がなく健康な人の集団を健常者とします.その健常者の測定結果を集計すると,通常,左右対称の山型になります.このうち極端に高い数値2.5%と低い2.5%を除き,この平均値をはさんだ健常者の95%が含まれる範囲を基準範囲(基準値)として用います. 」から、その元となる考え方は同じです。

◇ 健康ポジションとと健康基準範囲
このブログで時折お目に掛ける、[レーダーチャート][ボーダーチャート]は、健診値からの[健康の指標]、すなわち[健康ポジション]をビジュアルに判定する一つとして、[健康基準範囲]の階層色を[青:90~110sv][緑:85~90sv 110~115sv]としています。この階層色内に収まった健診項目は、その健診項目だけを性年齢別に見た限りでは、[健康基準範囲]にあるだろうとしています。一般的に[検査基準値範囲]は、上限/下限を[120sv]/[80sv]に設定されますから、基準値の考えより少し厳しい設定となります。[健康基準範囲]外の階層色は、[黄:80~85sv 115~120sv][赤:~80sv 120sv~]となりますから、黄色のゾーンに入ったら要注意、食生活/運動など生活習慣を見直しましょう。赤のゾーンでは、早い時期に医師などに相談すべきかもしれません。

◇ ボーダーチャートと健康基準範囲
上述の通り、縦縞の[青][緑]部分が[健康基準範囲]になります。下のチャート例のデータでは、
血小板
検査(絶対)値では基準内ですが、標準化(相対)値による健康基準範囲では範囲外になり、
この健診値は同世代同性で少数な値といえそうです。
チャートではでプロットさます。
中性脂肪/BMI/収縮期血圧
検査(絶対)値では基準外ですが、標準化(相対)値による健康基準範囲では範囲内になり
この健診値は同世代同性で一般的な値といえそうです。
チャートではでプロットされます。
その他の健診項目
検査(絶対)値は基準内で、標準化(相対)値による健康基準範囲も範囲内になります。
チャートではでプロットされます。

ボーダーチャート.jpg


◇ レーダーチャートと健康校基準範囲
[青][緑]のリング部分が[健康基準範囲]になります。プロットされているドットの色は、ボーダーチャートとは異なり、標準化(相対)値のみの判定で、[健康基準範囲]であれば、範囲外であればでプロットされます。

レーダーチャート.jpg


レーダーチャートやボーダーチャートで見れば、[健康基準範囲]に収まっている健診項目、収まっていない健診項目がビジュアルに把握できます。また[健康基準範囲]に収まっていない健診項目がどの機能群に多いか、バランスはどうかなども簡単に見て取ることができます。

説明.jpg◇ 関連過去ポスト
   健康基準範囲
   標準値のメリット
   年齢相応 
   基準値と性年齢 : 標準値の領域区分
   VHN_ボーダチャート
   VHN_レーダチャート
 

[いす]
〇 標準値領域については次をご覧ください。
   標準値の領域区分について
    http://gpatalks.blog.so-net.ne.jp/2011-12-12
〇 標準値[健康ポジション]については次のURLをご覧ください。
   全般
    http://www.gikosha.co.jp/SMIS/SMIS_01.html
   基準値と標準値
    http://www.gikosha.co.jp/SMIS/SMIS_01stnd.html
   EBMと標準値
    http://www.gikosha.co.jp/SMIS/SMIS_01ebm.html

〇 イラストは下記URLよりフリーイラストを使わせていただきました。
    http://zetia.jp/freeillustration_01.html


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